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アンソニークレバリーのフルブローグ"フィンチリー"

Anthony Cleverley "FINCHLEY"
Anthony Cleverley "FINCHLEY"

随分前に、UNION WORKSさんの店内取材ブログに写真のみ掲載していたアンソニークレバリー(Anthony Cleverley)のフルブローグ"フィンチリー(FINCHLEY)"を紹介します。

Finchley&Churchill
Finchley&Churchill

アンソニークレバリーは、ロンドンの誂え靴店ジョージクレバリー(GEORGE CLEVERLEY)の既成靴ラインのうち、セミビスポークという上級ラインにつけられたブランド名前で、名前の由来となった創業者の甥で伝説的な靴職人だったというアンソニー・クレバリー(Anthony Cleverley)の誂え靴を今によみがえらせたようなエレガントなフォルムとチゼルトゥの靴が特徴。

同ラインのアイコンともいえるチャーチル(CHURCHILL)と並べてみました。

どちらもステッチと飾り穴のみでブローギングを表現したイミテーションフルブローグ。

チャーチルはサイドエラステックで靴紐もイミテーションという徹底ぶりですがフィンチリーはブローギングはイミテーションであるものの、そのほかは一般的な内羽根の紐靴です。

ソールはシンプル
ソールはシンプル

ソールはシンプルですが、誂え靴のようにフィドルバック風になっています。

ところで、アンソニークレバリーは木型がチゼルトウの1種類なのですが(最近はラウンドトウの新作も出たそうですが)、チャーチルとフィンチリーはまるで別のフィット感でした。

そのほかラインナップされている外羽根のジバンシーやシングルモンクも同じ木型でありながら、デザインによって全く異なるフィット感でした。

当たり前といえば当たり前ですが奥深いですね。

絞り込まれたウエスト
絞り込まれたウエスト

ウエストは誂え靴のように絞りこまれとてもセクシーです。

チャーチルのバーボンカーフという色に対してフィンチリーはウイスキーカーフという色の表記です。お酒が飲めないのでよくわかりませんが、かたやバーボンの焦がし色、こなたウイスキーの琥珀色といったところでしょうか。

こういった茶系の靴はエイジング(手入れによる色の変化)も楽しみの一つです。

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